すい臓がんの治療は、「薬物療法」や「手術療法」などがあります。
手術療法を検討することがほとんどです。
手術が行えないこともありますが、他臓器への転移、すい臓周辺の大きな血管への広がりなどがなければ手術療法ができます。
手術によって切除する範囲は、がん細胞のある部分などによって違います。
●膵頭部にがんが出来た場合
膵頭部や十二指腸、胆管、胆嚢、胃の出口などが切除の対象となります。
前は、胃を3分の2ほど切除していましたが、最近ではできるだけ胃を残すようになっています。
●膵体部や膵尾部にがんが出来た場合
膵体部、膵尾部、脾臓などが切除の対象となります。
手術療法が行うには難しいような「膵臓と離れている臓器への転移」「すい臓周辺の大きな血管への広がり」などの場合は、主に抗がん剤を用いた治療となります。
「塩酸ゲムシタビン」という抗がん剤が主に使われ、延命や症状を和らげるのに優れている薬です。
この抗がん剤だけでは効果が不十分なときは、さらに「テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム」を追加することもあります。
この薬は、2006年に健康保険適用になったもので、膵臓の治療にて注目されている薬です。
抗がん剤を使用すると、副作用が起こることがあります。
主な副作用の症状は「白血球や血小板の減少」「吐き気」「嘔吐」「だるさ」「食欲不振」などです。
しかし、これら膵臓に使われる「塩酸ゲムシタビン」「テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム」は、副作用も改善されているため、外来で治療を受けることも可能です。